• "救急救命士"(/)
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  1. 仙台市議会 2006-09-05
    平成18年第3回定例会(第1日目) 本文 2006-09-05


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:          ────────○────────     〔修  礼〕     午後一時一分開会 ◯議長柳橋邦彦)ただいまから、平成十八年第三回仙台市議会定例会を開会いたします。  直ちに、本日の会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配付いたしました議事日程第一号に記載のとおりであります。          ────────○────────     日程第一 会議録署名議員の指名 2: ◯議長柳橋邦彦)日程第一 会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員には、会議規則第百十条第一項の規定により、野田幸代君及び横田匡人君を指名します。          ────────○────────     日程第二 会期決定の件 3: ◯議長柳橋邦彦)日程第二 会期決定の件を議題といたします。  お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から十月五日までの三十一日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 4: ◯議長柳橋邦彦)御異議なしと認めます。よって、会期は、三十一日間と決定いたしました。          ────────○────────     日程第三 諸般の報告 5: ◯議長柳橋邦彦)日程第三 諸般の報告を行います。  まず、市長から、説明員の委任または嘱託について、お手元に配付のとおり通知がありました。
     次に、さきに送付いたしましたように、市長から、報告第十号 専決処分事項に関する件の報告及び法人の経営状況説明書の提出がありました。  次に、さきに送付いたしましたように、監査委員から、定例監査出資団体等監査及び例月出納検査の結果について報告がありました。  以上で諸般の報告を終わります。          ────────○────────     日程第四 第百二十九号議案 6: ◯議長柳橋邦彦)日程第四 第百二十九号議案 仙台市教育委員会の委員の任命に関する件を議題といたします。  市長から説明を求めます。市長。     〔市長 梅原克彦登壇〕 7: ◯市長梅原克彦)ただいま上程になりました第百二十九号議案仙台教育委員会の委員の任命に関する件でありますが、これは、仙台市教育委員会委員のうち畑山みさ子氏が平成十八年十月五日をもって任期満了となりますので、その後任の委員として、渡邊忠彦氏を任命することにつきまして、お諮りをするものでございます。  何とぞ慎重御審議の上、御同意賜りますようお願いを申し上げます。 8: ◯議長柳橋邦彦)お諮りいたします。ただいま議題となっております第百二十九号議案 仙台市教育委員会の委員の任命に関する件は、これに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 9: ◯議長柳橋邦彦)御異議なしと認めます。よって、本案はこれに同意することに決しました。          ────────○────────     日程第五 第百三十号議案 10: ◯議長柳橋邦彦)日程第五 第百三十号議案 仙台市人事委員会の委員の選任に関する件を議題といたします。  市長から説明を求めます。市長。     〔市長 梅原克彦登壇〕 11: ◯市長梅原克彦)ただいま上程になりました第百三十号議案仙台人事委員会の委員の選任に関する件でありますが、これは、仙台市人事委員会の委員のうち檜山公夫氏が平成十八年九月二十七日をもって任期満了となりますので、その後任の委員として、引き続き同氏を選任することにつき、お諮りするものでございます。  何とぞ慎重御審議の上、御同意賜りますようお願いを申し上げます。 12: ◯議長柳橋邦彦)お諮りいたします。ただいま議題となっております第百三十号議案 仙台市人事委員会の委員の選任に関する件は、これに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 13: ◯議長柳橋邦彦)御異議なしと認めます。よって、本案はこれに同意することに決しました。          ────────○────────     日程第六 第百三十一号議案 14: ◯議長柳橋邦彦)日程第六 第百三十一号議案 人権擁護委員候補者の推薦に関する件を議題といたします。  市長から説明を求めます。市長。     〔市長 梅原克彦登壇〕 15: ◯市長梅原克彦)ただいま上程になりました第百三十一号議案人権擁護委員候補者の推薦に関する件でありますが、これは、本市推薦人権擁護委員のうち氏家正好、鈴木喜一桑野みつの三氏が平成十八年十二月三十一日をもって任期満了となりますので、その後任の候補者として、氏家正好、桑野みつの両氏を引き続き、早坂隆氏を新たに推薦することにつき、お諮りするものでございます。  何とぞ慎重御審議の上、御同意賜りますようにお願いを申し上げます。 16: ◯議長柳橋邦彦)お諮りいたします。ただいま議題となっております第百三十一号議案 人権擁護委員候補者の推薦に関する件は、まず、氏家正好君を推薦することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 17: ◯議長柳橋邦彦)御異議なしと認めます。よって、氏家正好君を推薦することについては、異議ないものと決しました。  次に、早坂隆君を推薦することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 18: ◯議長柳橋邦彦)御異議なしと認めます。よって、早坂隆君を推薦することについては、異議ないものと決しました。  次に、桑野みつ君を推薦することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 19: ◯議長柳橋邦彦)御異議なしと認めます。よって、桑野みつ君を推薦することについては、異議ないものと決しました。          ────────○────────     日程第七 第百七号議案から日程第三十一 議第七号まで 20: ◯議長柳橋邦彦)日程第七 第百七号議案 平成十七年度仙台市一般会計特別会計歳入歳出決算認定に関する件、この際、件名の朗読を省略いたします。以下、日程第八 第百八号議案から、日程第三十一 議第七号まで、以上二十五件を一括議題といたします。  まず、第百七号議案から第百二十八号議案まで及び第百三十二号議案について、市長から説明を求めます。市長。     〔市長 梅原克彦登壇〕 21: ◯市長梅原克彦)ただいま上程になりました第百七号議案平成十七年度仙台市一般会計特別会計歳入歳出決算認定に関する件から、第百二十八号議案市道路線の認定及び廃止に関する件までの各案件及び第百三十二号議案仙台国民健康保険条例の一部を改正する条例につきまして、概略御説明を申し上げます。  初めに、各会計補正予算案の概要につきまして御説明を申し上げます。  まず、第百十四号議案平成十八年度仙台市一般会計補正予算でありますが、健康福祉費におきましては、利用者負担軽減措置に要する経費の追加をするとともに、障害者通所施設運営支援事業費障害児施設利用者負担軽減措置に要する経費及び知的障害児通園施設運営支援事業費を計上いたしております。環境費におきましては、松森工場運転管理業務委託の一時中止に伴う損害賠償金を計上いたしております。経済費におきましては、観光客誘致宣伝に要する経費の追加を計上いたしております。土木費におきましては、道路新設改良事業及び橋梁整備事業につきまして債務負担行為補正措置等を講じております。教育費におきましては、学校建設費につきまして財源補正の措置を講じましたほか、養護学校管理事業につきまして債務負担行為の措置を講じております。  以上、一般会計補正予算の概要について御説明申し上げましたが、補正総額は五億七千百余万円となり、これら歳出予算の財源といたしましては、地方交付税及び市債等をもって充てるべく所要の措置を講じております。  次に、第百十五号議案平成十八年度仙台市都市改造事業特別会計補正予算でありますが、これは駅東第二地区事業費につきまして単独事業費の追加を計上いたしたほか、富沢駅周辺地区事業費につきまして財源補正の措置を講じております。  次に、第百十六号議案平成十八年度仙台市国民健康保険事業特別会計補正予算でありますが、これは保険財政共同安定化事業拠出金を計上いたしたほか、共同事業医療費拠出金の減額及び一般被保険者療養給付費財源補正の措置を講じております。  次は、第百十七号議案平成十八年度仙台市高速鉄道事業会計補正予算でありますが、これは、東西線建設事業において、川内地区におけるトンネル及び駅舎の工事施行に当たり、当該用地に係る構築物等所有者物件移転補償をするため、債務負担行為につきまして所要の補正措置を講じております。  次は、第百十八号議案平成十八年度仙台市病院事業会計補正予算でありますが、これは、病院の入院患者に対する食事療養業務について、次回の契約を複数年契約により委託するため、債務負担行為につきまして所要の補正措置を講じております。  次に、条例案その他の各案件につきまして概略を御説明申し上げます。  初めに、第百十九号議案仙台市税条例の一部を改正する条例でありますが、これは、地方税法の改正を考慮し、個人の市民税について所得割の税率を改定し、源泉徴収票等を提出させることができるものの範囲を改めるとともに、同法の改正に伴う所要の規定整備を行う等のものであります。  次は、第百二十号議案仙台市ひとにやさしいまちづくり条例の一部を改正する条例でありますが、これは高齢者障害者等移動等円滑化の促進に関する法律の制定に伴い、所要の規定整備を行うものであります。  次は、第百二十一号議案仙台宅地造成等規制法の施行に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは宅地造成等規制法の改正を考慮し、宅地造成に関する工事の計画の変更の許可申請に係る手数料について定め、同法の改正に伴い、同計画の変更についての届け出に係る規定を削るとともに、工事の場所に掲げる標識の記載事項に変更が生じたときは、必要な修正を加えなければならないこととする等のものであります。  次は、第百二十二号議案仙台宅地保全審議会条例の一部を改正する条例でありますが、これは宅地造成等規制法の改正に伴い、所要の規定整備を行うものであります。  次は、第百二十三号議案仙台消防本部及び消防署条例等の一部を改正する条例でありますが、これは、消防組織法の改正に伴い、所要の規定整備を行うものであります。  次は、第百二十四号議案仙台勤労者保養所条例を廃止する条例でありますが、これは、勤労者保養所茂庭荘を廃止するものであります。  次は、百二十五号議案和解に関する件でありますが、これは、松森工場建設工事請負契約債務不履行により、本市がこうむった損害等について三菱重工業株式会社と和解を行うものであります。  次は、第百二十六号議案和解に関する件でありますが、これは、損失補償契約に基づく土地明け渡し等債務不履行に係る株式会社白蜂及び宝永企業株式会社との訴訟について和解を行うものであります。  次は、第百二十七号議案損害賠償の額の決定に関する件でありますが、これは松森工場運転管理業務委託契約債務不履行に係るものであります。  次は、第百二十八号議案市道路線の認定及び廃止に関する件でありますが、これは、小鶴高野自転車歩行者専用道路一号線ほか十路線を市道として認定し、小鶴高野歩行者専用道路一号線を廃止するものであります。  次は、第百三十二号議案仙台国民健康保険条例の一部を改正する条例でありますが、これは、健康保険法施行令の改正を考慮し、出産育児一時金及び葬祭費の額を改定するとともに、国民健康保険法施行令の改正に伴い、一般被保険者に係る保険料基礎賦課総額の算定の特例を定める等のものであります。  続きまして、平成十七年度各会計の決算について御説明を申し上げます。なお、決算に関する金額は万円単位で申し上げます。  第百八号議案平成十七年度仙台市下水道事業会計決算認定に関する件の概要について御説明を申し上げます。  まず、事業運営の概要についてでありますが、生活環境の改善、市街地における浸水の防除及び河川、海域等公共用水域水質保全のため、下水道の整備を積極的に進めてまいりました。この結果、処理区域内人口は九十九万九千七百五十六人となり、人口普及率は九九・一%となりました。  次に、予算額との比較でありますが、収益的収入決算額は二百七十八億七千六十一万円で、一億九千五百二万円の減となりました。収益的支出決算額は二百七十億七千三百八十九万円で、四億五千九百五十三万円の不用額を生じました。  また、資本的収入決算額は百九十八億七千四百四十一万円で、三十八億九千八百二十八万円の減となりました。資本的支出決算額は二百七十七億百七十九万円となり、建設改良費で四十五億一千万円を翌年度へ繰り越しましたので、不用額は六億二十二万円となりました。  次に、損益計算でありますが、総収益が二百六十九億七千七百五十四万円に対し、総費用は二百六十六億一千四十一万円で、差し引き三億六千七百十三万円の純利益となりましたが、前年度繰越欠損金八億一千九百二十八万円により、当年度処理欠損金は四億五千二百十五万円となりました。この処理につきましては、全額を翌年度に繰り越しすることにいたしました。  次に、貸借対照表についてであります。固定資産の増加及び資本剰余金の増加などにより、資産総額並びに負債・資本総額は七千三百六十一億二千七百十九万円となり、前年度末と比べて九十四億四千二百十八万円の増となりました。  以上が、平成十七年度の決算の概要でございます。今後とも、下水道施設の効果的な整備と適切な維持管理に努め、事業経営の一層の効率化に努めてまいります。  なお、第百七号議案平成十七年度仙台市一般会計特別会計歳入歳出決算認定に関する件につきましては収入役より、また、第百九号議案から第百十三号議案までの自動車運送事業高速鉄道事業水道事業ガス事業及び病院事業の各企業会計決算認定に関する件につきましては、各企業管理者より説明をさせたいと思います。  以上、提案の各案件につきまして概略を御説明申し上げましたが、何とぞ慎重御審議の上、御賛同、御認定賜りますようお願いを申し上げます。     〔収入役 笠原周二登壇〕 22: ◯収入役笠原周二)第百七号議案平成十七年度仙台市一般会計特別会計歳入歳出決算認定に関する件の概要について、御説明を申し上げます。  まず、一般会計歳入決算でございますが、決算額は三千九百二十二億六百五万円となり、前年度に比べて二・四%の減少となっております。このうち、歳入の大宗を占める市税につきましては、市たばこ税及び都市計画税が減少したものの、市民税及び固定資産税が増加し、市税全体では一・七%増加し、一千六百七十六億五千二百十六万円となっております。また、地方交付税は六・四%増加し、三百三十七億二千九百十九万円、国庫支出金は一三・二%減少し、四百二十四億一千百六十七万円、諸収入は一八・八%減少し、二百九十五億八千三百九十八万円、市債は一七・六%減少し、四百六十四億五千九百九十万円となっております。なお、不納欠損額は十七億二千三百七十四万円、収入未済額は百六億八千五万円となっております。  次に、一般会計歳出決算でございますが、決算額は三千八百四十七億九千五百二十六万円と、前年度に比べて二・六%の減少となっております。主な費目の決算額では、健康福祉費は一千四億二千七百九万円、土木費は七百七十九億六千六百四十万円、公債費は五百九十一億五千五十七万円、教育費は四百三億三千四百五十一万円となっております。翌年度への繰越額は百五十五億一千八百十二万円、不用額は百九十六億八千四百四十九万円となっております。また、歳入歳出差引残額七十四億一千七十八万円から繰越財源を差し引いた実質収支額は、二十三億九千九百七十五万円の黒字となりました。このうち十二億円は財政調整基金に積み立てをし、残りの十一億九千九百七十五万円は翌年度へ繰り越しております。  次に、特別会計歳入決算でございますが、十会計の合計で、決算額が三千百三十七億八千五百二十八万円、不納欠損額は二十六億六千六百六十四万円、収入未済額は八十三億一千百四万円となっております。歳出決算につきましては、決算額が三千百十八億五百八十七万円、翌年度への繰越額は十二億八千六百三万円、不用額は六十三億八千九百七十一万円となっております。また、実質収支額は十五億九千六百八十三万円の黒字となり、全額翌年度へ繰り越しております。  以上、平成十七年度仙台市一般会計特別会計歳入歳出決算の概要について御説明を申し上げましたが、何とぞ慎重御審議の上、御認定賜りますようお願いを申し上げます。     〔交通事業管理者 佐藤正一郎登壇〕 23: ◯交通事業管理者佐藤正一郎)第百九号議案平成十七年度仙台市自動車運送事業会計決算認定に関する件、並びに第百十号議案平成十七年度仙台市高速鉄道事業会計決算認定に関する件の概要について、御説明を申し上げます。  初めに、第百九号議案平成十七年度仙台市自動車運送事業会計決算認定に関する件について御説明申し上げます。  平成十七年度の自動車運送事業は、厳しい経営環境の中、一層の経営の効率化に努める一方、乗客サービスの向上、バリアフリー、環境問題といった課題にも引き続き取り組んでまいりました。  まず、経営面におきましては、引き続き運転手嘱託化を推進するなど、人件費、経費とも圧縮に努めました。一方で、期間限定のバス・地下鉄一日乗車券の発売や百円パッ区を引き続き実施するなど、利用促進策にも取り組みました。また、輸送面におきましては、ゴールデンウイーク期間八木山地区でのシャトルバス運行に加えて、フルキャストスタジアム宮城でのプロ野球公式戦の開催日に、スタジアムまでのシャトルバスを運行するなど、バスの利便性環境対策に果たす役割を広くPRすることにより、需要喚起に努めたところであります。  次に、乗客サービスの向上策といたしましては、携帯電話などでバスの運行状況を確認できるバスロケーションシステムについて、平成十八年四月からの運用開始に向けて準備を進めました。また、バス車両の更新に際しては、すべてバリアフリーに配慮した車両を導入するなど、オムニバスタウン計画に沿った取り組みを行いました。さらに、環境問題に対しましては、購入車両のうち四両をCNGバスとするとともに、アイドリングストップバスを引き続き導入するなど、環境にやさしい公共交通機関の利用を促す取り組みを行っております。このような状況にあって、乗客数は四千八万人と、前年度に対し一%の減となっております。  平成十七年度決算の概要につきまして、まず予算との対比で申し上げますと、収益的収入決算額は百十七億五千五百四十万円で、一億二千六百二十一万円の増となりました。また、収益的支出決算額は百十二億七千七百八十一万円で、二億九千百三十七万円の不用額を生じております。一方、資本的収入決算額は八億五千四百九万円、資本的支出決算額は十三億四千四百四十二万円となり、五千五百八十二万円の不用額を生じております。  この結果、まず損益計算でございますが、総収益は百十三億八千二百十五万円となり、これに対する総費用は百九億二千七万円で、差し引き四億六千二百八万円の純利益を計上いたしました。これにより、当年度末における未処理欠損金は四十六億六千六百二十八万円となり、これをそのまま翌年度へ繰り越しております。  また、貸借対照表でございますが、当年度末の資産総額及び負債・資本総額は九十三億四千九百八万円で、前年度に対し二億六千六百二十九万円の増となりました。これは主に、バスロケーションシステム構築等による有形固定資産の増、現金及び預金の減等による流動資産の減、企業債償還による借入資本金の減によるものであります。  続きまして、第百十号議案平成十七年度仙台市高速鉄道事業会計決算認定に関する件について御説明申し上げます。  平成十七年度の高速鉄道事業は、仙台都市圏基幹交通機関として重要な役割を果たす中、安全性利便性の拡充に努めてまいりました。  まず、南北線につきましては、安全性や信頼性の維持・向上を主眼とする車両改修を継続して実施するほか、橋脚の耐震補強工事に着手するとともに、列車の運行に係るシステム更新に向けた準備を進めました。次に、駅施設バリアフリー化への取り組みといたしまして、泉中央駅ほか八駅のホーム階エレベーター付近休憩用いすを設置するとともに、八乙女駅ほか六駅の多機能トイレに、オストメイト対応洗浄器具を設置いたしました。また、ホームにおける安全対策として、八乙女駅ほか五駅に転落防止柵を増設いたしました。  次に、経営面におきましては、高資本費対策借換債の発行により支払利息を圧縮するなど、経費の節減に努めました。一方で、地下鉄沿線大型映画館などとタイアップした乗車券の発売を引き続き実施するなど、利用促進策にも取り組んでおります。  一方、東西線につきましては、工事施行認可都市計画決定等の主な法的手続が完了したほか、土木工事詳細設計支障物移設工事事業用地の取得などを進めております。  こうした状況の中、乗客数は五千八百九十四万人と、前年度に対し〇・九%の増となっております。  平成十七年度決算の概要につきまして、まず予算との対比で申し上げますと、収益的収入決算額は百四十一億四千六百五十六万円で、九千百五十一万円の増となりました。また、収益的支出決算額は百五十五億四千五百六十万円で、五億一千七百六十万円の不用額を生じております。  一方、資本的収入決算額は百三十二億四千九百八十三万円となりました。また、資本的支出決算額は百五十六億六千三百六十九万円、翌年度繰越額は三十二億三千四百九十八万円となり、四億五千百四十五万円の不用額を生じております。  この結果、まず損益計算でございますが、総収益は百三十五億六千五百七十四万円となり、これに対する総費用は百五十億四千五百三十万円で、差し引き十四億七千九百五十五万円の純損失を計上いたしました。これにより、当年度末における未処理欠損金は一千八十二億一千五百十一万円となり、これをそのまま翌年度に繰り越しております。  また、貸借対照表でございますが、当年度末の資産総額及び負債・資本総額は一千三百三十五億六千百九十四万円で、前年度に対し八億二千八百五十一万円の増となりました。これは主に、東西線事業の増などによる固定資産の増、特例債借り入れ増などによる固定負債の増、企業債償還による借入資本金の減によるものであります。  以上をもちまして、平成十七年度仙台市自動車運送事業会計並びに同高速鉄道事業会計の決算について説明を終わらせていただきますが、交通事業を取り巻く環境は引き続き厳しいものがございます。今後とも安全運行を基本として、一層の乗客サービスの向上、経営の効率化に努め、公共輸送機関としての責務を果たすとともに、一日も早い開業を目指し、東西線建設事業を着実に推進してまいる所存でございますので、何とぞ慎重御審議の上、御認定賜りますようお願い申し上げます。
        〔水道事業管理者 佐藤孝一登壇〕 24: ◯水道事業管理者佐藤孝一)第百十一号議案平成十七年度仙台市水道事業会計決算認定に関する件の概要について、御説明申し上げます。  平成十七年度の水道事業は、お客様に安全でおいしい水を供給するために、水道施設の整備を図りながら安定給水の確保に努めてまいりました。  まず、配水状況でございますが、年間総配水量は一億二千六百八十二万立方メートルで、前年度と比較して〇・四%の増加となり、有収率は前年度より〇・二ポイント低下して、九一・五%となりました。  次に、建設改良事業についてでございますが、総額で六十億八千九百十四万円を投じ、老朽鋳鉄管の更新工事など施設の改良、新設を行いました。  次に、予算との比較でございますが、収益的収入決算額は二百八十四億五千七百六十一万円となり、六千二百三十一万円の増収となりました。収益的支出決算額は二百七十四億四千四百九十六万円となり、五億百七十七万円の不用額が生じました。また、資本的収入決算額は六十六億七千七百三十万円となり、十億六千七百九十七万円の減収となりました。資本的支出決算額は百四十一億三千三百六十一万円となり、建設改良費で十二億一千十万円を翌年度へ繰り越しましたので、不用額は二億四千二百五十八万円となりました。  次に、損益計算についてでございますが、総収益二百七十一億五千百九十万円に対しまして、総費用は二百六十三億八千七百七十一万円となり、差し引き七億六千四百十九万円の純利益となりました。これにより、当年度末における未処理欠損金は六十億四千五百四十四万円となり、全額を翌年度へ繰り越しております。  次に、貸借対照表についてでございますが、資産総額並びに負債・資本の総額は、それぞれ当年度末で二千七十六億三千三百二十九万円となり、前年度末に対して六億二千六百五十九万円の増加となりました。これは主に、資産については流動資産の増加、また負債・資本については借入資本金が減少したものの、資本剰余金が増加したことによるものでございます。  以上をもちまして、平成十七年度仙台市水道事業会計決算の概要について説明を終わらせていただきますが、水道事業を取り巻く経営環境は一層厳しさを増す状況にございます。今後とも経営の効率化と給水サービスの向上に努めてまいる所存でございますので、何とぞ慎重御審議の上、御認定賜りますようお願い申し上げます。     〔ガス事業管理者 稲葉信義登壇〕 25: ◯ガス事業管理者(稲葉信義)第百十二号議案平成十七年度仙台市ガス事業会計決算認定に関する件の概要について、御説明申し上げます。  平成十七年度のガス事業は、都市ガスの普及促進を図るとともに、事業の基本的な命題であります安定供給、保安の確保、サービスの向上に局を挙げて努めてまいりました。  まず、供給の面から見ますと、平成十七年度末の需要家戸数は三十六万四千百五十九戸となりました。また、ガス総販売量は二億一千七百十一万立方メートルとなり、前年度に比較して七・八%の増加となりました。  次に、設備投資についてでございますが、主要幹線の建設と導管網の整備確立を中心とし、ガス供給監視システムの整備、天然ガス自動車五台の導入など、三十五億五千三万円の建設改良費を執行いたしました。  次に、予算との比較でございますが、収益的収入決算額は三百三十一億六千七百五十万円となり、四億六千五百七十八万円の減収となりました。収益的支出決算額は三百三十三億五千五百五十九万円となり、十六億三百十一万円の不用額が生じました。また、資本的収入決算額は四億九千二百七十七万円となり、五億九千万円の減収となりました。資本的支出決算額は百億一千五百三十七万円となり、建設改良費で九億四千二百九十一万円を翌年度へ繰り越しましたので、不用額は四億六千八百七十三万円となりました。  次に、損益計算についてでございますが、総収益三百十六億二百九十二万円に対して、総費用は三百二十三億三千百十三万円となり、差し引き七億二千八百二十万円の純損失を生じました。これにより、当年度末における未処理欠損金は二百四十一億七千九百三十五万円となり、全額を翌年度へ繰り越すこととしております。  次に、貸借対照表についてでございますが、資産総額並びに負債・資本の総額は、それぞれ当年度末で九百五十億七千八百八十万円となり、前年度末に対して六十億八千三百四万円の減少となりました。これは主に、市債については固定資産の減少、また負債・資本については借入資本金の減少によるものでございます。  以上をもちまして、平成十七年度仙台市ガス事業会計決算の概要についての説明を終わらせていただきますが、ますます激しくなるエネルギー事業者間の競争など、今後も厳しい経営状況が続くことが予想されるため、経営効率化の一層の推進と営業活動の積極的な展開により、さらなる経営の健全化に努めるとともに、宮城県沖地震等の大規模な災害にも対応した供給体制の確立を目指してまいる所存でございますので、何とぞ慎重御審議の上、御認定賜りますようお願い申し上げます。     〔病院事業管理者 中川洋登壇〕 26: ◯病院事業管理者(中川洋)第百十三号議案平成十七年度仙台市病院事業会計決算認定に関する件の概要について、御説明を申し上げます。  市立病院は、少子高齢化の進行、医療技術の急速な進歩、患者の意識の変化など、医療を取り巻く環境が大きく変化する中で、近年ますます複雑多様化する医療ニーズに積極的に対応するとともに、高度な医療技術と診療機能を発揮して、市民の健康の増進と福祉の向上に努めました。特に、救命救急センター、老人性痴呆疾患センター及び感染症病棟の運営など、政策医療の分野におきましては、仙台都市圏の地域医療体制の中核病院として引き続き重要な責務を果たしました。さらに、臨床研修医の受け入れ、医学部学生、看護学生、救急救命士の実習教育など、将来の地域医療を担う人材の資質向上にも力を注ぎました。  事業実績につきましては、延べ入院患者数は十六万五千七百八十四人、延べ外来患者数は三十万二千二百十一人となり、合わせて延べ四十六万七千九百九十五人の方々の診療を行いました。  次に、建設改良事業につきましては、患者サービス及び医療の質の向上等を目的として、オーダリングシステムなどの院内医療情報システムの更新を行いました。また、検査体制を充実させるため、老朽化したMRI、磁気共鳴画像診断装置の更新を行いました。  続いて、決算の概要について、まず予算との比較について申し上げます。収益的収入決算額は百十五億四千七百五十一万円となり、一億五千六百五十九万円の減収となりました。収益的支出決算額は百十五億一千五百五十二万円となり、二億百二十八万円の不用額を生じました。また、資本的収入決算額は十五億三千九十五万円となり、五千八百二十万円の減収となりました。資本的支出決算額は十六億四千四百三十八万円となり、一億二千八百二十一万円の不用額を生じました。  次に、損益計算についてでありますが、総収益は前年度に比べ一・七%増の百十五億三千八十九万円、総費用は前年度に比べ一・五%増の百十五億七十四万円となり、差し引き三千十四万円の純利益となりました。これにより、当年度末における未処理欠損金は四十四億四千五百八十四万円となり、全額翌年度へ繰り越しております。  次に、貸借対照表についてでありますが、当年度末の資産総額及び負債・資本の総額はそれぞれ百三十七億六千五百九十一万円となり、前年度末に対し十億七千七百九十三万円の増加となりました。資産総額の増加は、主として固定資産の増加によるものであり、負債・資本総額の増加は、主として資本金の増加によるものであります。  以上が決算の概要でございますが、平成十八年度には連続三回目となる診療報酬のマイナス改定が実施されるなど、病院事業経営環境は年々厳しさを増しております。しかし、当院は、今後とも全職員が一致協力して経営の近代化、効率化に向けた努力を続けるとともに、当院に期待される役割に的確に対応して、引き続き安心安全で質の高い医療サービスを提供すべく努力をする所存でございますので、何とぞ慎重御審議の上、御認定を賜りますようお願い申し上げます。 27: ◯議長柳橋邦彦)次に、議第六号及び議第七号について提出者から説明を求めます。舩山由美君。     〔十一番 舩山由美登壇〕(拍手) 28: ◯十一番(舩山由美)日本共産党の舩山由美です。  議第六号仙台市下水道条例等の一部を改正する条例及び議第七号仙台市水道事業給水条例の一部を改正する条例について、提案の趣旨を御説明いたします。  これまで市は、低所得世帯の経済的負担を軽減することを目的に、仙台市下水道条例第十一条の九及び仙台市地域下水道条例第九条、仙台市水道事業給水条例第三十五条の規定に基づき、それぞれ要綱を定めて減免制度を実施しています。その適用要件は、生活保護法第十一条に定める保護を受けている世帯、または世帯員全員が市民税を非課税とされている場合で、著しく生活に困窮し、かつ、ほかからの経済的援助を受けていない世帯が対象となっています。  本条例は、生活保護世帯に加えて、新たに障害者及び障害児世帯や要介護高齢者世帯、ひとり親世帯を対象に加えることにいたしました。また、これまで非課税世帯に限定していたものを、主たる生計維持者の所得水準が二百万円未満の世帯を対象に変えるものです。理由は、税制改定によって、これまで非課税だった世帯が課税世帯になるなど、従来の制度では対応できなくなったためです。農業集落排水事業や地域下水道、浄化槽事業についても、同じ考え方で減免ができるように提案しています。  正規雇用者が減少し、一方で非正規雇用者が増大するなど、市民の生活を支える基盤が脆弱になっています。さらに、政府の定率減税の半減や年金課税の強化で、新たにことしは四十二万人の市民が大増税になっています。高齢者課税だけで五万二千人に上ります。経済的な負担で苦しむ市民の生活を支援する施策が一層求められています。さらに、障害者自立支援法や介護保険法の改定によって、障害を持ちながら生活される方や介護を必要とされる方々の経済的負担は深刻化しています。  仙台市の水道料金は、一九九〇年の仙南・仙塩広域水道からの受水開始に伴って一八・六%、一九九四年に受水料金が改定に伴って二七・七%、一九九八年に一三・六%と料金引き上げが行われ、政令都市の比較においても最も高くなっています。一般家庭用口径二十ミリメートルで、一カ月二十立方メートル使用時四千九十五円となり、大阪市の約二倍、東京都の一・五倍になっています。現行の減免制度では、市民生活の経済的負担を軽減するという目的を十分に果たすことができません。他都市の状況を見ても、既に千葉市、川崎市、横浜市、名古屋市、大阪市、広島市では障害者世帯やひとり親世帯、要介護高齢者世帯を対象に加えて実施されています。  今回の提案は、対象要件を拡大することで、深刻な経済状態の中で苦しむ市民の生活安定の一助とするものです。趣旨を御理解の上、御審議、御賛同賜りますようお願いを申し上げます。(拍手)          ────────○────────     休会の件 29: ◯議長柳橋邦彦)お諮りいたします。議案調査のため、九月六日から八日までの三日間、休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 30: ◯議長柳橋邦彦)御異議なしと認めます。よって、九月六日から八日までの三日間、休会することに決しました。          ────────○──────── 31: ◯議長柳橋邦彦)お諮りいたします。本日の会議は、この程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 32: ◯議長柳橋邦彦)御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  なお、本会議は、来る九月十一日定刻再開の予定であります。  本日は、これをもって延会いたします。     午後一時五十三分延会...